登場人物
1年間育休を取ることにした経緯をお話します!
りんごパパと相談して育休の期間を決めました!
パパとママが毎日お世話してくれています♪
育休を決めたきっかけ
これからパパになる皆さんは、将来子供からこんな質問をされたらどう答えますか?
パパはどうして育休を取らなかったの?
「パパは仕事が忙しいから」「家事と育児はママの仕事」「育休が取りにくい雰囲気だった」「仕事を優先したかった」…
育休を取らない・取れない理由はきっと人それぞれです。
では、将来子供からこんな質問されたらどう答えますか?
パパは男の人だから育休を取らなかったの?
皆さんの中には、「育児はママの仕事だからね」という人もいるかもしれません。
しかし、多くの人は「そんなこと考えたこともなかった…💦」と答えるのではないでしょうか?
もし、将来自分の娘からこの質問をされたら、どう答えるのだろうか?
もしそう聞かれたら、「『パパはあなたのためにしっかりと考えたんだよ!』と自信をもって娘に答えられるのだろうか…?」と思ったのが育休を決めたきっかけです。
パパはね、男の人だけど、あなたの育休についてしっかり考えたんだよ!
パパとママの産休・育休の違い
まずは、「子供を出産するときに、ママがどれだけお休みするか?」ということを調べてみました。
ママは出産をするときに基本的に産休を取ります。産休の期間は産前6週間・産後8週間です。ほとんどのママは子供を出産する際に、合計14週間お休みすることになります。
また、産休とは別に育休でお休みする女性の割合は80.2%1です。ここから、産休の14週間とは別に、仕事をお休みする女性が多くいることが分かります。一方で、男性が育休を取得する割合は17.1%と女性に比べてかなり少ないことが分かります。
- ほとんどの女性は出産のため14週間仕事をお休みする必要がある
- 80%の女性が産休だけではなく育休を利用している
- 男性には産休がない。また、育児のために仕事をお休みする男性はわずか17%しかいない
育休の制度は男女平等なのに、仕事を休む割合は男性と女性でかなり差があるんだね!
男性が育休を取らない理由
次に、世間の男性が育休を取らない理由について調べ、簡単にグループ分けしてみました。
- 男性ということが原因となっている理由
- 会社で育休制度が整備されていなかったから
- 職場が育休制度を取得しづらい雰囲気だったから
- 会社や職場の理解がなかったから
- 男性ということが原因となっていない理由
- 収入を減らしたくなかったから
- 職場が人手不足だから
- 自分にしかできない仕事があるから
- その他
- 育休は女性が取るものだと思っていたから
- 妻が専業主婦だから
確かに、自分の身の回りでも、「僕の会社も女性は1年以上育休を取る人が多いのに、男性は全然育休を取らないな…」「仕事でリーダーをしているので育休を取ると迷惑がかかるのかも…」と感じることが多かったです。
りんごパパが考えたこと
パパとママの育休の違いと世間の男性が育休を取らない理由を調べたあと、自分がどれだけ育休を取るかを少し考えてみました。
パパとママの育休の違いで感じたこと
ママは新しい命を迎えるために、仕事を14週間休む必要があります。一方で、パパは育休を取得しなければ、いつも通り仕事に行くだけの日々になってしまいます。
自分はいつも通り仕事に行くだけで良いのだろうか…?
パパである自分も、ママと同じように仕事を14週間休んで、ママの入院のときのお世話や、産後の家事・育児など、新しい家族を迎えるために時間を使ってもよいのではないか?と感じました。
男性が育休を取らない理由を調べて感じたこと
①男性ということが原因となっている理由について
理由の一例)
- 会社で育休制度が整備されていなかったから
- 職場が育休制度を取得しづらい雰囲気だったから
- 会社や職場の理解がなかったから
僕の会社・職場は女性の育休に比べて男性育休は少なく、特に長期の育休は取りにくいな…と何となく感じていました。
しかし、育休の制度(育児介護休業法)を詳しく調べてみると、こんなことが書かれていました。
- 会社は、労働者から育休の申し出があったときは、育休の申し出を拒むことができない(第6条)
- 育休の申し出や取得を理由として、解雇や不利益な取り扱いをしてはならない(第10条)
この法律によると、パパ・ママが育休を申し出たら会社は基本的に断れません。また、解雇や給料を下げる…などのハラスメントもできません。
もちろん、会社も育休の取得に嫌な顔をするかもしれません。僕も「会社とケンカをしてまで育休を取りたい!」とまでは考えていませんでした。
けれど、この法律を知って「周りの空気を読んで育休を取るのはやめておこう…」とか、「育休は数日だけにしておこう」と勝手に空気を読んでしまうのはもったいないかな…とも感じました。
そこで、まずは上司・会社に対して「育休を取りたいです」と伝えてみて、上司や会社側の考えを聞いてから育休をどれくらい取るか決めようと思いました。
まずは話だけでも聞いてもらおう!と考えました
②男性ということが原因となっていない理由について
理由の一例)
- 収入を減らしたくなかったから
- 職場が人手不足だから
- 自分にしかできない仕事があるから
僕は貯金が趣味だったので、収入についてはあまり悩みはありませんでした。しかし、自分が業務のリーダーの仕事をしていたこともあり、自分が会社を休むと周りの人が困るかもしれない…と考えていました。
しかし、ゆっくり考えてみると、うさぎママも「収入を減らしたくない」と思っているのかもしれません。もしかしたら「できるだけ仕事を抜けたくない」と思っているのかもしれません。
そこで、うさぎママと、「お金の心配はあるか?」「育休はどれくらい考えているか?」などについて2人で話し合いました。
仕事が大事なら、僕が育休を取ってうさぎママが仕事復帰してもいいよ!
お金の心配はしていないから、2人でべビちゃんのお世話をしたい!
うさぎママの希望は、一緒に2人で育休を取ってお世話をしたいということでしたので、ママの希望を尊重して、2人で1年間、育休を申請することにしました。
その他の理由について
理由の一例)
- 育休は女性が取るものだと思っていたから
- 妻が専業主婦だから
その他の理由についてはあまり考えませんでした。うさぎママは共働きを希望していますし、育休の期間が終わったら仕事に復帰しようと考えています。
べびちゃんが生まれる前から、家事も平等に分担していましたし、仕事もお互い頑張っていました。
家事も育児も2人で一緒に頑張ろうね!
まとめ
- ママは出産のため、産休で14週間仕事を休む
パパも新しい家族を迎えるために仕事を休むべきでは? - 法律では育休を申請したら会社は断れない
まずは会社に自分の意志を伝えてから育休の期間を決める! - 育休を取ることで同僚に迷惑をかけるのはママも同じ。
ママが育休に対してどう思っているのかをしっかり聞く!
こんな感じで進めた結果、会社からは育休OKとの返事をいただき、うさぎママとの話し合いで2年間育休を取ることになりました!
取得後の話は改めて記事にしていきます!
- https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/71-r04/07.pdf ↩︎