アップリカ Aprica｜のびのびパパ育児

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会社概要
アップリカの製品

会社概要

アップリカ(Aprica)は、1947年に日本で創業し、ベビーカーを中心とした育児用品製造販売を行う合同会社です。

アップリカの歴史

1947年に創業し、1949年にベビーカー第１号を発表してから、およそ75年間ベビーカーを作り続けている日本の老舗メーカーです。
1953年には通気性のよいベビーカーのシートを開発しています。
1975年にはコンパクトに折りたためるベビーカーを開発するなど、日本のベビーカー市場をけん引してきた会社です。

しかし、2007年に、長年にわたる不適切な決算処理が行われていたことが分かり、債務超過になりました。その際に、アメリカのニューウェルブランドに事業を譲渡することになり、現在はアメリカの会社のグループ会社という立ち位置です。

アップリカの不祥事

アップリカは日本のベビーカー市場をけん引してきた会社である一方、不祥事を何度か起こしています。

不適切な決算処理

2007年に、長年にわたる不適切な決算処理を訂正し、数十億円の特別損失を計上して債務超過になり、2008年にニューウェルブランドに事業を譲渡することになりました。

ベビーカーの事故による行政指導

2008年に、ベビーカーのネジが外れて赤ちゃんが転落する事故が6件起きました。
また、ベビーカーの使用に対する苦情が9200件届いていたが、経済産業省に報告をしていませんでした。
その結果、経済産業省から行政指導を受けました。

ベビーカーの通気性についての景品表示法違反

2013年に、ベビーカーのシートの一部分について「通気性が従来製品の11倍」と表示して商品を売っていましたが、実際には、通気性がある部分の周りを、通気性を有しない素材で覆っているため、通気性が全く認められないことが発覚しました。
これにより、消費者庁より景品表示法に違反するとして措置命令を受けています。

価格拘束・出荷停止による独占禁止法違反

2019年に、製品を安売りしている販売店に対して、安売りをしないように圧力をかけ、それでも安売りを続ける会社に対しては、出荷停止などの対応をしていたことが発覚しました。
これにより、公正取引委員会から独占禁止法違反として排除措置命令を受けています。

会社の規模

アップリカはニューウェルブランズ・ジャパン合同会社の一部です。売上高などの財務諸表は非公開となっています。
また、従業員数は公式HPによると412名（2024年1月1日現在）です。
しかし、ニューウェルブランズ・ジャパン合同会社はベビー事業部の他に、ライティング事業部・コールマン事業部など、ベビーカーとは全く関係のない事業部が存在することから、ベビー事業部で働く人数は多くないと推測されます。