会社概要
ピジョン(Pigeon)は、1949年に日本で創業した育児用品製造販売を行う株式会社です。特に哺乳瓶のトップブランドとして知られている会社です。
1997年には東証一部に上場し、現在でも東証プライム市場に上場している会社です。
ピジョンの歴史
1949年に創業し、哺乳瓶の乳首を、衛生面を考慮したキャップ式に改良し、母乳を与えることが困難なお母さんのために、赤ちゃんにとってお母さんのおっぱいに近い哺乳瓶を開発した。
1966年には、ピジョンの消費インを海外へ輸出開始しました。
1968年には国内の哺乳瓶のシェア率が80％に達成しました。
2002年には現在も多くの赤ちゃんに使われている「母乳実感」を発売しました。
2015年にはシングルタイヤのベビーカーRunfee(ランフィ)を発売し、哺乳瓶を中心に多種多様な育児用品を提供しています。
特に、ピジョンは、低出生体重児や障がいがある赤ちゃん向けに、赤ちゃんの体への負担を最小限にしながら母乳やミルクをしっかり哺乳できる専用商品を開発し、多くのラインナップを揃えています。
会社の規模
ピジョンは東証プライム市場に上場しています。売上高は945億円(2023年現在)となっています。
また、従業員数は公式HPによると345名、グループ会社も含めると3,803名（2022年12月現在）です。
売上の38％が日本ですが、それに次いで37％が中国での売上です。
2024年2月20日に発表されたBest Japan Brands 2024にて77位にランクインし、日本の有名企業の仲間入りをしています。Best Japan Brands 2024 ランキング
ピジョン株式会社 統合報告書より
https://www.pigeon.co.jp/ir/library/factbook/
また、ピジョンは「赤ちゃんをいつも真に見つめ続け、この世界をもっと赤ちゃんに優しい場所にします」を存在意義として活動しています。実際にピジョンの哺乳瓶は赤ちゃんにとっての飲みやすさを考えて作られているし、ピジョンのベビーカーは、赤ちゃんの乗り心地についてよく考えられている製品となっています。
ピジョンの製品
哺乳びん・授乳関連
ピジョンの主力商品。
「おっぱいとの併用がスムーズであること」「おっぱいと同じ口の動きで飲めること」を目指して開発された「母乳実感®」哺乳びんと乳首です。
「たまひよ赤ちゃんグッズ大賞」2024・哺乳びん部門第1位にも選ばれています。
また、ピジョンの搾乳機は手動・自動の両方のラインナップがあります。ピジョンの哺乳瓶に直接取り付けて使うことができます。
自然な流れでしっかり母乳がとれる2段階の「準備ステップ」と、その時のおっぱいの状態に合わせて強さが6段階に調節できる「さく乳ステップ」の2ステップで自然なさく乳ができます。
バス・スキンケア用品
こちらもピジョンの商品ではおなじみです。
ベビー全身泡ソープは、「たまひよ赤ちゃんグッズ大賞2024」ベビーソープ部門第1位に14年連続で選ばれています。
また、あせもなどの湿疹を防ぐベビーパウダーやお散歩のときの紫外線対策に使えるベビー用日焼け止めなども販売しています。
ベビーカー
ピジョンがベビーカーの市場に参入したのは2010年とつい最近のことです。この頃は大手２社(アップリカ・コンビ)でシェアの９割を占めていました。アップリカが1949年からベビーカーを販売していたことを考えるとかなり最近の話です。
2010年頃のベビーカーは、コンパクトさ・軽さを特徴としたベビーカーが多く売られていました。しかし、ピジョンは、実際にベビーカーを使用しているお母さんが困っている「段差でスムーズな走行ができない」「タイヤの小回りが利かない」という問題を解決するためのベビーカーを開発しました。その結果、2015年発売の「ランフィ」をきっかけに、ピジョンのベビーカーのシェアは3.0％から30.3％まで伸びていきました。
実際にピジョン ベビーカーブランドサイトでも、「スイスイ、軽快な押しごこち。」と紹介されています。実際に店頭で押し心地を比較してみましたが、ピジョンのベビーカーが一番押し心地が良いと感じました。
おしゃぶり
おしゃぶりもたくさんのラインナップを揃えています。小児歯科医が監修したおしゃぶりで、赤ちゃんが上手に吸えて、落ち着き効果のあるおしゃぶりになっています。
また、通気性があり、肌に優しい設計をしているほか、ミッキー/ミニーのデザインとスヌーピーのデザインのおしゃぶりも取り揃えています。
